2016年08月17日
第二回、鳥栖市・「和心料理 はばき」編
〔鳥栖は交通の要所、お酒の関所でござる~〕

シゲル:みずえちゃん、こないだ新聞記事でアンバサダーのことの載っとったけん、ファンレターの来よらんね?
みずえ:まさかー!! あ、酒の会のお誘いは増えたかしら?
シゲル:よかねえ、私はいっちょんお声のかからん。みずえちゃん、お酒の会に全部行きよったらタイヘンじゃなかね?
みずえ:スケジュールもあるから全部は行けないですよね。文化研究家さんはけっこう講演活動でお忙しいみたいだし。
シゲル:文化、健康、福祉、温泉、なんでんよかけん喋ってくれんねーって講演依頼のくっとよ。
みずえ:それは良かった。シゲルさん、今日は歴史文化研究家になって~!!
シゲル:なんね、黄色か声ば出してからー。ウラのあっとやろ?
みずえ:今日はこれから鳥栖に行くでしょ。鳥栖のこと教えてくださいよ~♪ はいトース!!
シゲル:みずえちゃん、なんね、私がアターックで、鳥栖の話ね! まあ、よしトスる。
シゲルとみずえ、鳥栖を歩く
佐賀県の東部、福岡県との県境、交通の要所として機能している鳥栖市を探訪先に決めたシゲルとみずえ。佐賀市内に暮らす二人にとって、呑みに行くという場所としては若干距離があるが、「どこかいい店ないかなー」と気になっているエリアでもある。JR佐賀駅から鳥栖駅間は、普通列車では約30分、特急では18分くらい。JR鳥栖駅で下車して右手にあるコンビニの前を過ぎると、階段が。そこを上っていくと、Jリーグサガン鳥栖のホームグラウンドベストアメニティスタジアムが見える。駅からすぐで便利な立地にサポーターのテンションも上がるというもの。バレーボール実業団の久光製薬チームの本拠地も鳥栖。スポーツの町なのだ。
シゲル:鳥栖は九州のクロスロードと言われてね、古くから歴史、文化、モノ、人などが活発に行き交った国境、県境の町たいね。鉄道が敷かれたのも佐賀駅より歴史の古かし、今でも、鉄道や高速道路が縦横に走る結節点になってるよね。交通の要所たいねー。
みずえ:江戸時代は長崎街道も通っていたんでしょ。この街道は長崎から砂糖が運ばれた道でもあるのでシュガーロードって呼ばれてるんでしょ。
シゲル:甘い物のこととなったら知っとっとね。お菓子やスイーツもあるもんね。
みずえ:はい! 八起のアイスキャンデーとか雀最中ですよね。食べたかー!!
シゲル:酒飲みに行くとに、甘かとばや?
まだ予約時間には早かけん、行ってみろうかー!
みずえ:やったー! 酒呑みは甘いもの好きって言いますもんね!
シゲル:そうばい。私は羊羹ばつまみにして酒も呑む、二刀流たいね。一緒に肥前二刀流免許皆伝のアンバサダーば目指そうやんね。
みずえ:好きな分野の二刀流ならよかですよー。実はね、今日訪ねる店はなんでも、刀にゆかりのあるお店の名前なんですよ。
シゲル:なんていう名前ね?
みずえ:は・ば・きです。
シゲル:そりゃ、お後がよろしいようで…。
シゲルとみずえは、鳥栖駅前のメインストリートから細い路地に入り、八起のアイスキャンデーへ。七転び八起の「やおき」と読む。八起のアイスキャンデーは、鳥栖市民なら誰しも口にしてきた懐かしの味。30種類以上の味から選んでいる時は、心なしか気持ちが躍る。灼熱のこの日も老齢の女性から制服を着た高校生までアイスを買い求めていた。数あるアイスキャンデーからシゲルはあずき、みずえはミルクを購入し、店内で食べた。店内はたくさんのアイスが入った冷凍庫とテーブル、壁には鳥栖の昔の風景が描かれた絵が掲げてあり、まるで昭和にタイムスリップしたよう。アイスでクールダウンしたところで、店を後にし、目的地のはばきに向かって歩いていくことにしよう。

シゲル:はー、涼んだねー。やっぱい、鳥栖にきたら転んでも八起に行かんばね。
みずえ:久しぶりに食べましたよ。早めに鳥栖に着てよかったですね。
シゲル:駅のそばの八起んたいは、むかーしは繁華街やったてよ。映画館もあったて。ほら、今、ショッピングモールになっとる場所は、昔は専売公社やったて。
みずえ:そうなんですかー。町並みはガラリと変わったんですね。
シゲル:およっ、甘い物センサーのピピってきたよ(鼻をピクピク)
みずえ:シゲルさん、もうはばきに着いたんですが…。
シゲル:ほら、向かい側にお菓子屋さんのあっ!! ちょろっと酔って、いんにゃ、寄っていかん??
みずえ:あ! 鳥栖銘菓 雀最中のお店ですね!! もう、呑む前だというのに、スイーツツアーですか! というワタシもホントは気になっていました(笑)
二人は雀最中で有名な水田屋で、二度目のブレイクをすることに。水まんじゅうと濃厚なチーズスティックを店内でいただいた。こちらのお店は、店内で購入したものをいただけるイートインがありがたい。

シゲル:さ、はばきに行こうさい。
みずえ:よかばんた、もう満足、満足。
シゲル:いざ、出陣!!
みずえ:はばきが刀に関係のある名前けんて、そがん気合入れんでも…。
シゲル:あ、水田屋の目と鼻ん先やった。信号わたってもう着いた。
今回お邪魔したのは和心料理はばき。はばき=鎺 。日本刀の刀身を鞘内に留め置く装飾性に富んだ金具のことを鎺という。お店にとってこの名前は深い意味がある。刀身=お客様、鞘=店内、装飾性=料理や接客、金具=スタッフになぞらえて、思いの詰まった店の命名となった。店名からは硬派なイメージを抱きつつ、緊張の面持ちで店の戸を開けた。
「いらっしゃいませー~~!!」
明るい声で迎えてもらって、 ホッ。希望していたカウンター席を案内してもらい、席に着いた。訪問は平日だったが、カウンターと小上がりの席はすでに、料理とお酒を前に談笑している先客が席を埋めている。

シゲル:多かねー、びっくいしたよ。

みずえ:平日でこんなにお客さんが入っているということは、やっぱり人気のお店なんですね。楽しみだわー(ワクワク)
シゲル:ここは、鳥栖やけん、地元に敬意ば表して、近辺の酒蔵の酒ば飲もうかね…
みずえ:それはいいですね、鳥栖あたりの酒蔵といえば、みやき町の天吹酒造と基山町の基山商店ですね!
シゲル:そいぎ、まずは基峰鶴でいこうかね。

みずえ:じゃあ、私は天吹 超辛口で…。
はばきには、通常のお酒と季節酒のメニューがあり、常時10種類くらいの佐賀の酒がセレクトされている。シゲルは佐賀と福岡の県境、旧長崎街道沿いにある基山商店の「基峰鶴 純米酒」、みずえは、創業300年を超える天吹酒造の「天吹 特別純米 超辛口」をセレクトして乾杯し、鳥栖に来た実感をお酒を通じて感じることとなった。
シゲル:私が選んだ酒蔵は、昨年から杜氏が変わり、蔵の後継者小森賢一郎さんが製造を担ってるんだよ。言葉少なで実直な賢一郎さんを支えているのが、明るく朗らかでお酒好きなお姉さんの綾子(りょうこ)さんなんだ。
みずえ:仲良し姉弟なんですねー。私が飲んだお酒は、「花酵母」で醸す蔵として有名で、香りに特徴があるんですよ。花酵母と一口に言っても、なでしこやアベリアやヒマワリなど色々あるんですよ。特別純米酒 超辛口は、アベリアの花酵母を使って醸されていますよ。辛口といっても、辛すぎず程よいキレと旨みを感じますねー。
シゲル:洒落とんね、花酵母。女性に酒ばすすむっときには、興味ば持ってくるっかもね。入口にもよし、酒のわかる人にも良しね。
みずえ:フフ、今日は花酵母の日にしゅーっと! すみませーん、「天吹 大吟醸 夏色」くださーい!! このお酒、大吟醸なのにコストパフォーマンスがよくって、しかもふくよかな味わいの中に夏らしい爽やかさも感じるのよね…(^^)

シゲル:こん人は、「花より花酵母」やね、酒のことになったら話の止まらん。
旬の魚介料理にも定評があるこちらのお店は、目利きも素晴らしく、魚に合わせて刺身や焼き、煮物など、その時に美味しくいただける料理をきちんと提案してくれる。店主(名刺には城主と書かれている)古川さんの心意気が伝わってくる。店内に掲げてある「平常心」の額の前で、料理の説明をする古川さんに武士の姿が重なる。こうした「気」を込めたおもてなしが、お客に届き、信頼関係が生まれていくのだろう。
その日のおすすめは、店前に表示されるボードで確認できる。シゲルとみずえは、旬鰯や天然鰻に釘付けに。おすすめどおりオーダーした。
シゲル:よかねー、この店。旬の魚もあれば、サラダもあるし、唐揚げとかも…。メニューが充実しとるけん、家族連れでも来らるっね。
みずえ:和の趣で敷居が高そうなイメージでしたが、「和」の心は十分に感じるけどリラックスもできますね。食べながら飲みたい女子にはたまりません、この雰囲気!
シゲル:気持ちいい接客においしい料理、そりゃ人気になるわなー。
みずえ:お酒って1合目安で出てくるんですね。その割にはお値段、リーズナブルですね(^^)
シゲル:オリジナル升にグラス置いて、すずるっごと入れてくんさー。何種類もは呑みきらんばい、ハハハ。
シゲル:ご主人は忙しそうね…。ちょっと話そうごたっばってん。
みずえ:わかりました‼!ちょっとアイビーム送ってみます(目でバチバチッ)
ご主人:何かお持ちしましょうか?
シゲル:目の太かぎ得ねー。気づいてくんさったバイ。
みずえ:す、すみません。せっかくなのでご主人おすすめのお酒をください!
ご主人:それでは、「万里長」をいかがでしょう?
シゲル:ここは鳥栖やとけ、伊万里の酒ですか!そりゃ、なんでかんた?
鳥栖では、鳥栖の町なかで佐賀の酒を飲み歩く「とすkappo」というイベントが開催されている。古川さんはそのイベントに日本酒提供店として参加したときに、万里長と初めて出会ったという。「日本酒はもともと好きで全国のお酒を呑んでいました。東北あたりのキレのある辛口が好きでしたが、佐賀のお酒を呑んでいくうちに、キレだけではない酒の旨みを感じるようになりました。万里長を呑んだとき、すっきりした中に旨みを感じてそれからファンになったんです」と古川さん。日本酒は本当に奥が深い。

お待ちかねの料理が並んでいく。鰻の白焼きは、店のオリジナル土佐醤油でいただく。皮は音がするほどにパリッと焼かれ、中はフワっと柔らかく脂が乗っている。旬鰯の刺身は、身が甘く、プリッとしている。トキイワシ、最高! 料理が美味しいと、お酒も旨い。




シゲル:どいでん、うまかー! 筑前煮もよか塩梅ねー。酒に合う! 豚しゃぶサラダは、そばの入っとっけん信州サラダていうとねー。シャレとんしゃー!
みずえ:料理とお酒は切っても切れない関係ですね。器もいいのよねー。小石原焼が多いみたいね。ワタシ、有田も唐津も白石も好きやけど、福岡の小石原も好きなのよねー。嬉しくなる。
シゲル:そうか。女性は料理だけじゃなしに、器もちゃんと見よるとねー。
みずえ:鳥栖はよか町ねー。
シゲル:そうトスねー。
みずえ:なんで京都弁になってんですか!?
シゲル:いやあ、はばき、アタック命中やね。ちょっと町ば歩いてカラダのひっこわっったけん、サロンパスば貼ってくれんね。
みずえ:なんでそがんところに私が貼らんばとね! キーック!!
シゲル:逃げろー、帰りは特急かもめで帰ろうっと!!
みずえは逃げたシゲルを追いかけていたが、ほのかに香る和風だしにつられて、足を止めた。そこは、駅ホームのうどん屋中央軒。駅弁当で有名な店で、焼麦(しゅうまい)弁当の人気はすこぶる高い。この香りはうどんの出汁だったのだ。みずえは、シゲルを締めずにうどんで締めることにした。オーダーしたのは名物「かしわうどん」。しっかりと出たお出汁、うどんの上にのったかしわのそぼろ煮、そして、やわらかい麺、地元のならでは特徴が表れたこのうどん、鳥栖に来た折にはぜとも体験してほしい味である。ちなみに、ひとづてに訊いた話だが、5.6番ホームのうどん屋がおすすめらしい。


本日のお酒
・基峰鶴 純米 辛口 600円
・天吹 特別純米酒 超辛口 600円
・万里長 純米酒 600円
・天吹 夏色 大吟醸 700円
(すべて1合目安で提供)
本日の酒肴
・お通し ごま魚のとろろかけ
・活鰯刺 880円
・柳川産鰻の白焼き 1500円
・はばき筑前煮 680円
・豚しゃぶと野菜の信州サラダ 680円
・昔話おにぎり 380円
合計 7640円
DATA
和心料理 はばき
佐賀県鳥栖市本町1-959-16-2
0942-82-1038
17:00~24:00
休み 火曜日
(執筆:みずえ)

シゲル:みずえちゃん、こないだ新聞記事でアンバサダーのことの載っとったけん、ファンレターの来よらんね?
みずえ:まさかー!! あ、酒の会のお誘いは増えたかしら?

シゲル:よかねえ、私はいっちょんお声のかからん。みずえちゃん、お酒の会に全部行きよったらタイヘンじゃなかね?
みずえ:スケジュールもあるから全部は行けないですよね。文化研究家さんはけっこう講演活動でお忙しいみたいだし。
シゲル:文化、健康、福祉、温泉、なんでんよかけん喋ってくれんねーって講演依頼のくっとよ。

みずえ:それは良かった。シゲルさん、今日は歴史文化研究家になって~!!
シゲル:なんね、黄色か声ば出してからー。ウラのあっとやろ?

みずえ:今日はこれから鳥栖に行くでしょ。鳥栖のこと教えてくださいよ~♪ はいトース!!
シゲル:みずえちゃん、なんね、私がアターックで、鳥栖の話ね! まあ、よしトスる。

シゲルとみずえ、鳥栖を歩く
佐賀県の東部、福岡県との県境、交通の要所として機能している鳥栖市を探訪先に決めたシゲルとみずえ。佐賀市内に暮らす二人にとって、呑みに行くという場所としては若干距離があるが、「どこかいい店ないかなー」と気になっているエリアでもある。JR佐賀駅から鳥栖駅間は、普通列車では約30分、特急では18分くらい。JR鳥栖駅で下車して右手にあるコンビニの前を過ぎると、階段が。そこを上っていくと、Jリーグサガン鳥栖のホームグラウンドベストアメニティスタジアムが見える。駅からすぐで便利な立地にサポーターのテンションも上がるというもの。バレーボール実業団の久光製薬チームの本拠地も鳥栖。スポーツの町なのだ。
シゲル:鳥栖は九州のクロスロードと言われてね、古くから歴史、文化、モノ、人などが活発に行き交った国境、県境の町たいね。鉄道が敷かれたのも佐賀駅より歴史の古かし、今でも、鉄道や高速道路が縦横に走る結節点になってるよね。交通の要所たいねー。
みずえ:江戸時代は長崎街道も通っていたんでしょ。この街道は長崎から砂糖が運ばれた道でもあるのでシュガーロードって呼ばれてるんでしょ。
シゲル:甘い物のこととなったら知っとっとね。お菓子やスイーツもあるもんね。
みずえ:はい! 八起のアイスキャンデーとか雀最中ですよね。食べたかー!!

シゲル:酒飲みに行くとに、甘かとばや?


みずえ:やったー! 酒呑みは甘いもの好きって言いますもんね!
シゲル:そうばい。私は羊羹ばつまみにして酒も呑む、二刀流たいね。一緒に肥前二刀流免許皆伝のアンバサダーば目指そうやんね。
みずえ:好きな分野の二刀流ならよかですよー。実はね、今日訪ねる店はなんでも、刀にゆかりのあるお店の名前なんですよ。
シゲル:なんていう名前ね?
みずえ:は・ば・きです。
シゲル:そりゃ、お後がよろしいようで…。

シゲルとみずえは、鳥栖駅前のメインストリートから細い路地に入り、八起のアイスキャンデーへ。七転び八起の「やおき」と読む。八起のアイスキャンデーは、鳥栖市民なら誰しも口にしてきた懐かしの味。30種類以上の味から選んでいる時は、心なしか気持ちが躍る。灼熱のこの日も老齢の女性から制服を着た高校生までアイスを買い求めていた。数あるアイスキャンデーからシゲルはあずき、みずえはミルクを購入し、店内で食べた。店内はたくさんのアイスが入った冷凍庫とテーブル、壁には鳥栖の昔の風景が描かれた絵が掲げてあり、まるで昭和にタイムスリップしたよう。アイスでクールダウンしたところで、店を後にし、目的地のはばきに向かって歩いていくことにしよう。

シゲル:はー、涼んだねー。やっぱい、鳥栖にきたら転んでも八起に行かんばね。
みずえ:久しぶりに食べましたよ。早めに鳥栖に着てよかったですね。
シゲル:駅のそばの八起んたいは、むかーしは繁華街やったてよ。映画館もあったて。ほら、今、ショッピングモールになっとる場所は、昔は専売公社やったて。
みずえ:そうなんですかー。町並みはガラリと変わったんですね。
シゲル:およっ、甘い物センサーのピピってきたよ(鼻をピクピク)

みずえ:シゲルさん、もうはばきに着いたんですが…。

シゲル:ほら、向かい側にお菓子屋さんのあっ!! ちょろっと酔って、いんにゃ、寄っていかん??

みずえ:あ! 鳥栖銘菓 雀最中のお店ですね!! もう、呑む前だというのに、スイーツツアーですか! というワタシもホントは気になっていました(笑)

二人は雀最中で有名な水田屋で、二度目のブレイクをすることに。水まんじゅうと濃厚なチーズスティックを店内でいただいた。こちらのお店は、店内で購入したものをいただけるイートインがありがたい。

シゲル:さ、はばきに行こうさい。
みずえ:よかばんた、もう満足、満足。
シゲル:いざ、出陣!!

みずえ:はばきが刀に関係のある名前けんて、そがん気合入れんでも…。

シゲル:あ、水田屋の目と鼻ん先やった。信号わたってもう着いた。
今回お邪魔したのは和心料理はばき。はばき=鎺 。日本刀の刀身を鞘内に留め置く装飾性に富んだ金具のことを鎺という。お店にとってこの名前は深い意味がある。刀身=お客様、鞘=店内、装飾性=料理や接客、金具=スタッフになぞらえて、思いの詰まった店の命名となった。店名からは硬派なイメージを抱きつつ、緊張の面持ちで店の戸を開けた。
「いらっしゃいませー~~!!」

明るい声で迎えてもらって、 ホッ。希望していたカウンター席を案内してもらい、席に着いた。訪問は平日だったが、カウンターと小上がりの席はすでに、料理とお酒を前に談笑している先客が席を埋めている。

シゲル:多かねー、びっくいしたよ。


みずえ:平日でこんなにお客さんが入っているということは、やっぱり人気のお店なんですね。楽しみだわー(ワクワク)

シゲル:ここは、鳥栖やけん、地元に敬意ば表して、近辺の酒蔵の酒ば飲もうかね…
みずえ:それはいいですね、鳥栖あたりの酒蔵といえば、みやき町の天吹酒造と基山町の基山商店ですね!
シゲル:そいぎ、まずは基峰鶴でいこうかね。

みずえ:じゃあ、私は天吹 超辛口で…。
はばきには、通常のお酒と季節酒のメニューがあり、常時10種類くらいの佐賀の酒がセレクトされている。シゲルは佐賀と福岡の県境、旧長崎街道沿いにある基山商店の「基峰鶴 純米酒」、みずえは、創業300年を超える天吹酒造の「天吹 特別純米 超辛口」をセレクトして乾杯し、鳥栖に来た実感をお酒を通じて感じることとなった。
シゲル:私が選んだ酒蔵は、昨年から杜氏が変わり、蔵の後継者小森賢一郎さんが製造を担ってるんだよ。言葉少なで実直な賢一郎さんを支えているのが、明るく朗らかでお酒好きなお姉さんの綾子(りょうこ)さんなんだ。
みずえ:仲良し姉弟なんですねー。私が飲んだお酒は、「花酵母」で醸す蔵として有名で、香りに特徴があるんですよ。花酵母と一口に言っても、なでしこやアベリアやヒマワリなど色々あるんですよ。特別純米酒 超辛口は、アベリアの花酵母を使って醸されていますよ。辛口といっても、辛すぎず程よいキレと旨みを感じますねー。
シゲル:洒落とんね、花酵母。女性に酒ばすすむっときには、興味ば持ってくるっかもね。入口にもよし、酒のわかる人にも良しね。
みずえ:フフ、今日は花酵母の日にしゅーっと! すみませーん、「天吹 大吟醸 夏色」くださーい!! このお酒、大吟醸なのにコストパフォーマンスがよくって、しかもふくよかな味わいの中に夏らしい爽やかさも感じるのよね…(^^)

シゲル:こん人は、「花より花酵母」やね、酒のことになったら話の止まらん。
旬の魚介料理にも定評があるこちらのお店は、目利きも素晴らしく、魚に合わせて刺身や焼き、煮物など、その時に美味しくいただける料理をきちんと提案してくれる。店主(名刺には城主と書かれている)古川さんの心意気が伝わってくる。店内に掲げてある「平常心」の額の前で、料理の説明をする古川さんに武士の姿が重なる。こうした「気」を込めたおもてなしが、お客に届き、信頼関係が生まれていくのだろう。
その日のおすすめは、店前に表示されるボードで確認できる。シゲルとみずえは、旬鰯や天然鰻に釘付けに。おすすめどおりオーダーした。
シゲル:よかねー、この店。旬の魚もあれば、サラダもあるし、唐揚げとかも…。メニューが充実しとるけん、家族連れでも来らるっね。
みずえ:和の趣で敷居が高そうなイメージでしたが、「和」の心は十分に感じるけどリラックスもできますね。食べながら飲みたい女子にはたまりません、この雰囲気!
シゲル:気持ちいい接客においしい料理、そりゃ人気になるわなー。
みずえ:お酒って1合目安で出てくるんですね。その割にはお値段、リーズナブルですね(^^)
シゲル:オリジナル升にグラス置いて、すずるっごと入れてくんさー。何種類もは呑みきらんばい、ハハハ。
シゲル:ご主人は忙しそうね…。ちょっと話そうごたっばってん。
みずえ:わかりました‼!ちょっとアイビーム送ってみます(目でバチバチッ)

ご主人:何かお持ちしましょうか?
シゲル:目の太かぎ得ねー。気づいてくんさったバイ。

みずえ:す、すみません。せっかくなのでご主人おすすめのお酒をください!
ご主人:それでは、「万里長」をいかがでしょう?
シゲル:ここは鳥栖やとけ、伊万里の酒ですか!そりゃ、なんでかんた?
鳥栖では、鳥栖の町なかで佐賀の酒を飲み歩く「とすkappo」というイベントが開催されている。古川さんはそのイベントに日本酒提供店として参加したときに、万里長と初めて出会ったという。「日本酒はもともと好きで全国のお酒を呑んでいました。東北あたりのキレのある辛口が好きでしたが、佐賀のお酒を呑んでいくうちに、キレだけではない酒の旨みを感じるようになりました。万里長を呑んだとき、すっきりした中に旨みを感じてそれからファンになったんです」と古川さん。日本酒は本当に奥が深い。

お待ちかねの料理が並んでいく。鰻の白焼きは、店のオリジナル土佐醤油でいただく。皮は音がするほどにパリッと焼かれ、中はフワっと柔らかく脂が乗っている。旬鰯の刺身は、身が甘く、プリッとしている。トキイワシ、最高! 料理が美味しいと、お酒も旨い。




シゲル:どいでん、うまかー! 筑前煮もよか塩梅ねー。酒に合う! 豚しゃぶサラダは、そばの入っとっけん信州サラダていうとねー。シャレとんしゃー!

みずえ:料理とお酒は切っても切れない関係ですね。器もいいのよねー。小石原焼が多いみたいね。ワタシ、有田も唐津も白石も好きやけど、福岡の小石原も好きなのよねー。嬉しくなる。
シゲル:そうか。女性は料理だけじゃなしに、器もちゃんと見よるとねー。
みずえ:鳥栖はよか町ねー。

シゲル:そうトスねー。

みずえ:なんで京都弁になってんですか!?
シゲル:いやあ、はばき、アタック命中やね。ちょっと町ば歩いてカラダのひっこわっったけん、サロンパスば貼ってくれんね。
みずえ:なんでそがんところに私が貼らんばとね! キーック!!

シゲル:逃げろー、帰りは特急かもめで帰ろうっと!!

みずえは逃げたシゲルを追いかけていたが、ほのかに香る和風だしにつられて、足を止めた。そこは、駅ホームのうどん屋中央軒。駅弁当で有名な店で、焼麦(しゅうまい)弁当の人気はすこぶる高い。この香りはうどんの出汁だったのだ。みずえは、シゲルを締めずにうどんで締めることにした。オーダーしたのは名物「かしわうどん」。しっかりと出たお出汁、うどんの上にのったかしわのそぼろ煮、そして、やわらかい麺、地元のならでは特徴が表れたこのうどん、鳥栖に来た折にはぜとも体験してほしい味である。ちなみに、ひとづてに訊いた話だが、5.6番ホームのうどん屋がおすすめらしい。


本日のお酒
・基峰鶴 純米 辛口 600円
・天吹 特別純米酒 超辛口 600円
・万里長 純米酒 600円
・天吹 夏色 大吟醸 700円
(すべて1合目安で提供)
本日の酒肴
・お通し ごま魚のとろろかけ
・活鰯刺 880円
・柳川産鰻の白焼き 1500円
・はばき筑前煮 680円
・豚しゃぶと野菜の信州サラダ 680円
・昔話おにぎり 380円
合計 7640円
DATA
和心料理 はばき
佐賀県鳥栖市本町1-959-16-2
0942-82-1038
17:00~24:00
休み 火曜日
(執筆:みずえ)
2016年08月03日
アサダー、アンバサダー!?
〇新聞記事
ルルルル~(電話の音)-
シゲル:はい、おはよー、みずえさん。朝も早うからなんね?
みずえ:おはようございます。シゲルさん。今朝の朝刊見たね。
シゲル:朝刊は朝て決まっとろうもん。なんば寝ぼけたことば言いよんね。酒の飲みすぎかスマホの見すぎじゃなかね?
みずえ:何言ってんのよ、 もう!!
シゲルさんこそ朝からボケーとして、ぬる湯に浸かりすぎじゃあなかとね?
シゲル:どうせ、新聞記事ちゅうたら、ポケモンGOで交通事故か不法侵入で捕まった記事じゃなかとね?昨日も佐賀城本丸や博物館の当たりにはスマホ持った若い人が ウヨウヨ。中でもひどかとは、若iい女性の自転車でスマホ見ながら運転、危うく歩いているお年寄りとぶつかってケガさせるところやった。ポケモンgoじゃなくポケモンstop!にせんばたいね。

みずえ:はいはい。朝刊はポケモンじゃなくて、アンバサダーの記事の載ってるけん教えてやろうと思うて電話したと。
シゲル:なーんね、久しぶりの朝から電話、デートのお誘いかと思うた。そいで、アサカラ、アンバサって何のことね。先日、酒造組合の会長さんから任命式で紙切れ、いんにゃ、令状、違う、委任状ば貰うたばかりやんね。また、なにか他にも貰えるとね?
みずえ:ちがーう!なんば、寝ぼけたことば言いよっとね?先日の任命式を取材した記者さんが上手に記事にまとめてもらったと。シゲルさんも中本さんも綺麗に写真が載ってるよ。
シゲル:ふーん、そがんことね。そいぎ見てみゅうか。早う見たかけん、じゃーメッセンジャーで送ってくれんね。
みずえ:シゲルさんは、メッセンジャーとか知ってるの?時代の先端ば行きよんね。
シゲル:いんにゃ、最近小さか字の見えにくうなって、大きな画面のアイパッドば買うたらその中にメッセンジャーも入っとったらしか。そいはよかばってん、まだよーと使い方はわからんと。
みずえ:ふーん。そしたらスマホも?
シゲル:スマホはもう二年前にやめたと。スマホはあんまい便利で楽しかったけん、車の信号停車するたびにスマホば見よったと。ばってん危なかて思うたけんスマホはその時やめたと。言うてみれば、私はながらスマホの先駆者たいね。
みずえ:シゲルさん、変な自慢しないでくださいよ。はい、アンバサダーの記事データを送りましたから見てくださいね。
シゲル:あいよ。目線じゃー、もといメッセンジャー!で、アサダー、アンバサダー?!(意味不明のダジャレを連発するシゲル)

【佐賀新聞社2016年7月28日(木)記事より】
シゲル:記事ば見たばってん、美女二人に挟まれて、緊張しとおごたあ、それから目じりの下がっとごとも見ゆっね。こういうのを両手に花っていうとやろね。ウシッシ。
ばってん佐賀中の男性の羨望と反感ば買いそうな気のすっ。町ば歩いたら石ば投げらるっとじゃなかろうか。
佐賀ん町に行くときはお面かぶって行こうかな。
みずえ:おおげさね。
シゲルさん、ほんとうは美女は中本さんだけと思っているでしょう。
シゲル:いえ、その、あの、そんな、ほんとうのことは、天が割れ口が裂けても、はい、決して,・・・。
みずえ:中本さんはかわいくて魅力的な人ですもんね。
シゲル:まあまあ、そう言わないで。みずえさんには誰にも負けない“佐賀酒、愛”の熱々ハートがあっじゃなかですか!
みずえ:そりゃー、私の体は佐賀酒でできていますからね。
シゲル:みずえさんは佐賀酒女子の長女、「ミス佐賀酒純米大吟醸」というところやけんね。
みずえ:誉めてもなーんも出てこんよ。ふふふ。
シゲル:記事では、中本さんはフードデザイナー、みずえさんはライター、私は文化研究家て紹介されとったね。なんだか、カタカナの肩書の方がカッコヨカネ。私もカタカナに変えようかな、カ、カルチャーセンターとか・・。
みずえ:変えなくてもいいですよ。シゲルさんの文化研究家って、お酒も温泉もグルメも美女も、歴史や方言、ダジャレなど佐賀のいろんな魅力を発信するのにぴったりでいいんじゃないですか。

シゲル:そーおー?みずえさんがそがん言うてくれたら、ほんなこて嬉しかー。
みずえさん、好いとー。今度、デートしゅうか? 
みずえ:んーもう!シゲルさんたら!
冗談ばっかり言ってないで、次の「佐賀酒探訪記」の取材に行きましょうよ。
シゲル:あ、そうやったね、アンバサダーの大事な使命を忘れるとこやった。お米を作るタンボも大事、佐賀酒のタンボーも大事。
そこで今度はどこに、行くね?
みずえ:はい、今度の探訪先は、佐賀東部の鳥栖(とす)市を訪ねましょう。
シゲル:よかねー、鳥栖。好いと―鳥栖。ところで行く前に鳥栖の予習ばしようか。
〇トスはサッカー、バレーボールの町
シゲル:トスの町でスポーツて言うたら何といってもサッカーJ1リーグのサガン鳥栖が思い浮かぶばってん、実はバレーボルの町でもあるって知っとおね?
みずえ:はい、もちろん。全日本実業団で優勝した久光製薬女子バレーが有名ですもんね。
シゲル:そがん当たり前のバレーバレのことを言うて。
鳥栖はトスて言うからバレーボールの町たいね。
トス 
みずえ:シゲルさん、鳥栖に行く前からまた、ダジャレば言うてから。
この分だと鳥栖でどういうことになるやら・・・。 
シゲル:そいぎ、みずえさん、私がトスをあげるけん、しっかり打ってね。はい、(サロン)パスして、トスあげて、アタックNO.1!!
佐賀酒探訪も二回目、シゲルとみずえの息もあってきたようで…。
(執筆:シゲル)
ルルルル~(電話の音)-
シゲル:はい、おはよー、みずえさん。朝も早うからなんね?

みずえ:おはようございます。シゲルさん。今朝の朝刊見たね。

シゲル:朝刊は朝て決まっとろうもん。なんば寝ぼけたことば言いよんね。酒の飲みすぎかスマホの見すぎじゃなかね?
みずえ:何言ってんのよ、 もう!!

シゲル:どうせ、新聞記事ちゅうたら、ポケモンGOで交通事故か不法侵入で捕まった記事じゃなかとね?昨日も佐賀城本丸や博物館の当たりにはスマホ持った若い人が ウヨウヨ。中でもひどかとは、若iい女性の自転車でスマホ見ながら運転、危うく歩いているお年寄りとぶつかってケガさせるところやった。ポケモンgoじゃなくポケモンstop!にせんばたいね。

みずえ:はいはい。朝刊はポケモンじゃなくて、アンバサダーの記事の載ってるけん教えてやろうと思うて電話したと。
シゲル:なーんね、久しぶりの朝から電話、デートのお誘いかと思うた。そいで、アサカラ、アンバサって何のことね。先日、酒造組合の会長さんから任命式で紙切れ、いんにゃ、令状、違う、委任状ば貰うたばかりやんね。また、なにか他にも貰えるとね?

みずえ:ちがーう!なんば、寝ぼけたことば言いよっとね?先日の任命式を取材した記者さんが上手に記事にまとめてもらったと。シゲルさんも中本さんも綺麗に写真が載ってるよ。
シゲル:ふーん、そがんことね。そいぎ見てみゅうか。早う見たかけん、じゃーメッセンジャーで送ってくれんね。
みずえ:シゲルさんは、メッセンジャーとか知ってるの?時代の先端ば行きよんね。
シゲル:いんにゃ、最近小さか字の見えにくうなって、大きな画面のアイパッドば買うたらその中にメッセンジャーも入っとったらしか。そいはよかばってん、まだよーと使い方はわからんと。
みずえ:ふーん。そしたらスマホも?
シゲル:スマホはもう二年前にやめたと。スマホはあんまい便利で楽しかったけん、車の信号停車するたびにスマホば見よったと。ばってん危なかて思うたけんスマホはその時やめたと。言うてみれば、私はながらスマホの先駆者たいね。
みずえ:シゲルさん、変な自慢しないでくださいよ。はい、アンバサダーの記事データを送りましたから見てくださいね。
シゲル:あいよ。目線じゃー、もといメッセンジャー!で、アサダー、アンバサダー?!(意味不明のダジャレを連発するシゲル)

【佐賀新聞社2016年7月28日(木)記事より】
シゲル:記事ば見たばってん、美女二人に挟まれて、緊張しとおごたあ、それから目じりの下がっとごとも見ゆっね。こういうのを両手に花っていうとやろね。ウシッシ。


みずえ:おおげさね。

シゲル:いえ、その、あの、そんな、ほんとうのことは、天が割れ口が裂けても、はい、決して,・・・。

みずえ:中本さんはかわいくて魅力的な人ですもんね。
シゲル:まあまあ、そう言わないで。みずえさんには誰にも負けない“佐賀酒、愛”の熱々ハートがあっじゃなかですか!
みずえ:そりゃー、私の体は佐賀酒でできていますからね。
シゲル:みずえさんは佐賀酒女子の長女、「ミス佐賀酒純米大吟醸」というところやけんね。
みずえ:誉めてもなーんも出てこんよ。ふふふ。
シゲル:記事では、中本さんはフードデザイナー、みずえさんはライター、私は文化研究家て紹介されとったね。なんだか、カタカナの肩書の方がカッコヨカネ。私もカタカナに変えようかな、カ、カルチャーセンターとか・・。
みずえ:変えなくてもいいですよ。シゲルさんの文化研究家って、お酒も温泉もグルメも美女も、歴史や方言、ダジャレなど佐賀のいろんな魅力を発信するのにぴったりでいいんじゃないですか。

シゲル:そーおー?みずえさんがそがん言うてくれたら、ほんなこて嬉しかー。


みずえ:んーもう!シゲルさんたら!


シゲル:あ、そうやったね、アンバサダーの大事な使命を忘れるとこやった。お米を作るタンボも大事、佐賀酒のタンボーも大事。

みずえ:はい、今度の探訪先は、佐賀東部の鳥栖(とす)市を訪ねましょう。
シゲル:よかねー、鳥栖。好いと―鳥栖。ところで行く前に鳥栖の予習ばしようか。

〇トスはサッカー、バレーボールの町
シゲル:トスの町でスポーツて言うたら何といってもサッカーJ1リーグのサガン鳥栖が思い浮かぶばってん、実はバレーボルの町でもあるって知っとおね?

みずえ:はい、もちろん。全日本実業団で優勝した久光製薬女子バレーが有名ですもんね。

シゲル:そがん当たり前のバレーバレのことを言うて。




みずえ:シゲルさん、鳥栖に行く前からまた、ダジャレば言うてから。


シゲル:そいぎ、みずえさん、私がトスをあげるけん、しっかり打ってね。はい、(サロン)パスして、トスあげて、アタックNO.1!!

佐賀酒探訪も二回目、シゲルとみずえの息もあってきたようで…。
(執筆:シゲル)